いつ、どこで起こるかわからない自然災害。
自宅に防災グッズを備える人も増えてきていますが、外出先で被災してしまう可能性もゼロではありません。
そこで今、もしものときに役立つものをつめた【防災ポーチ】が注目されているんです。
作り方はとっても簡単!
この記事では誰でも今すぐマネできちゃう防災ポーチの作り方をご紹介します。

2児のママである私が、持ち歩いている防災ポーチを公開します!
防災ポーチとは

防災ポーチ
0次の備え
防災グッズの備えには3段階があります。
・1次の備え・・・非常時に持ち出す最低限の防災グッズ
・2次の備え・・・災害が長期化した際の備蓄グッズ
防災ポーチはいつも持ち歩ける「0次の備え」に位置付けれらます。
防災グッズといっても、防災リュックのような大掛かりな物ではありません。
災害発生から避難をするまでの、およそ数時間~半日程度を乗り切ることを想定した簡易版の防災セットを指します。

「化粧ポーチ」や「おむつポーチ」の防災版と思ってください♡
防災ポーチのメリット
防災ポーチは、外出先での災害の発生時に役立つだけではありません。
・子どもが公園でケガをした
・エレベーターの故障や電車の事故に巻き込まれた
・思わぬ事件に遭遇した
いつ、どこで、どんな非常事態が起こるかは誰も予想できませんよね。
でも防災ポーチがあれば、日常生活の誰にでも起こりうるアクシデントにも役立ちますよ。

ちょっとした『困った!』にもスマートに対応できます♡
防災ポーチを作る4つのポイント
①防災ポーチの選び方

ダイソーWファスナービニールネットケース
普段のバックの空きスペースにおさまるサイズ
防災ポーチは無理なく、常に持ち運びができることが大前提です。
「大は小を兼ねる」と言いますが、重くなりすぎて持ち運びをためらうようでは意味がありません。
自分が持ち運べる大きさのものを選びましょう。

私はダイソーの「Wファスナービニールネットケース A5」を使っています♡

防災ポーチの縦横

防災ポーチの幅
縦16cm、横23cm、厚さ3cmでした。
仕切りがある方が便利

防災ポーチの仕切り
防災ポーチは細かいアイテムを複数入れておく必要があります。
災害発生時にぐちゃぐちゃのポーチから欲しいものを探すのも大変ですよね。
ポケットが複数あるなどの仕切りがあるポーチがおススメです。
中身が見えやすいもの
災害発生時には必要なものを早く取り出せることが理想です。
そのため、中身が見えやすい透明・半透明のポーチを選びましょう。

市販のトラベルポーチで代用できます♡
②防災ポーチに入れるもの(男女共通)
防災ポーチに必ず入れるべきアイテムはこちらです。
・マスク
・絆創膏
・ホイッスル
・ボールペン
・ビニール袋
・現金(小銭)
・AM/FMラジオ
・簡易携帯トイレ
・モバイルバッテリー
・ウェットティッシュ
・免許証や保険証などのコピー
・カイロ・アルミシート(季節限定)
一つずつ見ていきましょう。
非常食
非常食にオススメなのが、飴玉です。
被災後の埃(ほこり)っぽい場所にいるときや、喉の乾燥を防げるため感染症対策にも役に立ちます。

ジップロックで小分けしておくと便利です♡
塩分タブレットや塩飴は、炎天下の脱水症状対策にも役立ちます。
以下の2点をポイントに、ぜひ防災ポーチに入れておきましょう。
②ノンシュガーではなくカロリーの摂れるもの
マスク

防災ポーチのマスク
感染症対策で需要が増えたマスクは防災グッズの必需品です。
地震や火災の発生時に、体内に「埃(ほこり)」・「粉塵(ふんじん)」・「アスベスト」などの有害物質を取り入れないためにも必ず入れておきましょう。

マスクポーチがあれば清潔に保管できますよ。
絆創膏

防災ポーチの絆創膏
子どものケガや靴ずれなど、何かと役立つ絆創膏。
安価なものもたくさんありますが、雨や汗などで剥がれてしまわないように「キズパワーパッド」のような防水性のあるものを選びましょう。
ホイッスル
建物に閉じ込められたり、ガレキの下敷きになってしまった場合に役立つのがホイッスル。
100円ショップでも揃えることは可能ですが、安価なものはホイッスルの間に土砂が詰まるなどで肝心の音が鳴らせなくなる危険性も。

実際に土砂災害の被害にあった知人から、100均で売っていた「玉入りのホイッスル」は役に立たない!と、教えてもらいました。
【コクヨ】防災用救助笛なら、吹き口にキャップが付いているため衛生的で、いつでも清潔に使えます。
ボールペン

防災ポーチのペン
ボールペンを入れておけば
・スマホの充電切れの際のメモ書きに使う
・子どもの持ち物の名前を書く
など、災害時以外にも使え、なにかと便利です。
かさばるものではないので、ペンを必ず1本は入れておきましょう。
ビニール袋

防災ポーチのビニール袋
災害発生時にビニール袋があれば、袋にかばんを入れ、手荷物を汚れから守ることができます。
普段のちょっとしたゴミ捨てや、エコバックとしても使えるので、最低でも一枚は入れておきましょう。
現金(小銭)

防災ポーチ現金・小銭入れ
意外と盲点なのが小銭です。
停電の際はATMも止まってしまいますし、スマホの電子決済も使えませんよね。
現金の備えは必要ですが、小銭の備えも忘れてはいけません。

1万円をくずして備えておけば、安心です♡
AM/FMラジオ
災害時の情報収集ではスマートフォンが便利です。
しかし、通信障害などでスマホが使えなくなる可能性もあるので、ポータブルラジオを入れておくとより安心です。
ラジオを選ぶ基準は3つです。
②受信感度が良い
③AM/FMが聴けるワイドFM
どれを買うべきか迷う方は、SONY(ソニー)のポータブルラジオ「SONY ICF-51」がおすすめです。

安心のソニー製の防災ラジオで、お値段は2,000円台とコスパ最強です♡
簡易携帯トイレ

防災ポーチ携帯用トイレ
渋滞に巻き込まれたり、断水が起こったり、建物に閉じ込められたりした場合に役立つのが簡易携帯トイレ。
子育てママなら持ち歩いている方も多いアイテムかもしれません。
まだ用意していない方は、100均ではなく、「おむつが臭わない袋」が有名なBOS(ボス)の「驚異の防臭袋BOS」がオススメです。

100均のものとは、防臭力が圧倒的に異なります!
モバイルバッテリー

防災ポーチモバイルバッテリー
忘れてはいけないのがモバイルバッテリーです。
スマホは災害時に、外部との連絡・情報収集・ライト代わりなど最も役立つアイテムです。
電池切れを回避するために普段から必ず持ち運ぶようにしましょう。
モバイルバッテリーを選ぶ基準はこの3つです。
②10000mAh
③安全対策(PSEマーク)取得

毎日持ち運ぶものなので軽量タイプがオススメ♡
私は上記の条件を満たしている「Omars モバイルバッテリー 10000mAh 」を使っています。
ウェットティッシュ

防災ポーチ除菌シート
感染症対策以外でも役立つのがアルコールタイプのウェットティッシュです。
手軽に除菌もできるタイプがおすすめです。
未開封の状態でも中の水分が蒸発してしまう可能性があるので、半年に一回は入れ替えをしましょう。
10枚入りなどの軽量タイプがおすすめです。
免許証や保険証などのコピー

防災ポーチ身分証のコピー
保険証のコピーは必須です!!
大規模な災害が起こると、通帳やキャッシュカードが手元になくても身分証明書だけでお金の引き出しが可能になる場合があるんです。
家族全員分を用意し、コピーした紙の裏に連絡先を記入しておきましょう。

万が一、自分が意識をなくしたとしても家族に連絡がつきますね!
カイロ・アルミシート(季節限定)

防災ポーチアルミシート
カイロやアルミシートは防寒対策に必須です。
100均のアルミシートもありますが、避難所ではカシャカシャ音がトラブルの元にもなりかねません。
静音性の高いものを選びましょう。

アルミシートは暑さ対策にも役立ちますよ♡
その他
痛み止めや鼻炎薬などの常備薬が必要な方は、必ず追加しましょう!
③女性用の防災ポーチに必ず入れたいもの
女性であれば、必ず忘れてはいけないものがこちらです。
・ヘアゴム
生理用品

女性用防災ポーチリップ、ヘアゴム、生理用品
生理用品は普段から予備で持ち歩いている方も多いかもしれません。
なかでも、防災ポーチに入れるのはタンポンタイプがおすすめです。
長時間タイプのものであれば小まめに取り替える必要がないので、断水の時も安心です。
ヘアゴム
自分の髪を束ねるのはもちろん、書類をまとめたり、荷物を固定したり、色んな用途に使えるアイテムです。
場所も取らないので入れておきましょう。

リップなどもあれば嬉しいですね♡
④防災ポーチの重さ
実際に全部をポーチに入れて、重さを測ってみました。

防災ポーチの重さ
419gとなりました!

ペットボトル1本分程度の重さなので難なく持ち運べますね♡
防災ポーチを超簡単に作る裏ワザ
「必要なのはわかるけど、やっぱりめんどくさい!」という方、いませんか?
そんな方にぴったりなのが、バッグインバッグです。
バッグインバッグは、普段使いのバッグにたくさんの小分けスペースを作ってくれるという優れもの!

鞄の中がスッキリするので使っている方も多いですよね♡
テレビでも紹介されていた、自由自在にサイズが変わるコジット「バッグインポケット」がおすすめ!
・明るいグレー色なので、裏地が暗い色のかばんでも見えやすい
・除菌ジェルや虫よけスプレーなどの小物もスッキリ!
・メイクポーチと防災ポーチをひとまとめに出来る
まとめ
防災ポーチに最低限「必要なもの」をまとめました。
いつ、どこで災害に巻き込まれるかわかりません。
自分の身や家族を守るためにも、ぜひ「0次の備え」として防災ポーチを作りましょう。
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